冬だというのに暑いですね。
なんで俺の部屋は25度もありやがりますか。
どうも、パソコン熱のお陰で暖房いらずです、まゆです。
「先輩!もし良かったら今度私と一緒にギター弾いてください!!」
これは、俺が言われたら1番嬉しい言葉である。
というか実際言われた。
言われたから舞い上がってる。
舞い上がってた俺はもちろんそれを聞いて即座に
「もちろん!俺で良かったらいくらでもセッションしてやるよ!!」
と、答えたわけだが。
ニコニコしながら、はたまたニヤけながら、喜ぶ後輩の後ろ姿を見送っていた。
そして姿が見えなくなったときにふと思った。
「・・・いつセッションするんだろう。」
俺を誘ってくれた後輩の女の子は、前々からちょっとした顔見知りで、すれ違う度に挨拶を交わす程度の仲だった。
正直な話、俺はその子の名前を知らなかった。
だからいつも特に会話をするわけでもなく、挨拶を交わすだけであった。
あの子は俺の名前を知っているのだろうか?
知り合った場所が生徒会の仕事の場だから恐らく知っているのだろう。
その時、俺は実行委員長という偉いんだか偉くないんだかよくわからないポジションにいた。
そしてあの子は代議員として、俺の下でバリバリ働く可哀想な子であった。
俺はいちいち部下の名前を覚えるほど仕事に対して真剣ではなかったのでその子の存在を知るのにも少し時間がかかった。
その仕事には定期的に会議が開かれていた。
会議、と言っても実行委員長である俺が生徒会で決まった事を伝達するだけのものなのだが。
トップがやる気ないと面白いように部下もやる気がない。
みんな聞いてるんだか聞いてないんだかわからない。
しかし俺の仕事は決定事項の伝達のみだ。
聞いてないのは俺の責任ではない。
そんなクズ共の中で、少し違和感を覚えたことがあった。
1人だけ、すごい勢いで俺の伝達をメモっているのだ。
今時こんな奴がいるとは、と驚いたことをよく覚えている。
会議が終わった後、そいつは声をかけてきた。
「あ、あの・・・。ちょっと質問があるんですけど・・・。」
そう、例の後輩である。
質問の内容は大したことではなかったが、何だか仕事に熱心に取り組む姿に少し興味を持った。
と、いうよりもその子が可愛かった、というのが理由なのだが。
それから会議が終わる度にその子は俺に質問してきた。
やはり質問自体は大したことではなかったのだが、会議を重ねる毎に会話が生まれるようになっていた。
入ってる部活、使っているギター、好きなアーティスト、と言った具合に。
その子は音楽部だった。
俺が入ろうと思っても入れなかった夢の部活である。
その頃の俺は、数日後にライブを控えていて、毎日のように練習をしなくてはならなかった。
練習をする度に音楽部の顧問に許可を取り、小言を聞き流してはドラムを借りるといった作業が必要となっていた。
そんな中現れた音楽部所属の後輩。
これを使わない手はないだろう・・・!!
その日以来毎日その子に音楽部の部室の鍵を借り、顧問には無断でドラムを借りていた。
何か言われようとも此方のドラマーは先生である。
対処はいくらでもしてもらえる。
と、まぁそんな感じでライブも終わり、同時に仕事も終結した。
当然、会議もなくなり、あの子とも関わる機会も少なくなっていた。
しかし、何故か良く廊下ですれ違うことが多くなっていて、その度に挨拶を交わすようになっていた。
これだけのことがあってなんで俺は名前を知らないんだろう、と我ながら驚きながら。
そして現在。
俺はあの子の誘いを受け入れた。
名前も知らないのに。
正確には、名前は知っている。
その仕事が終わり、現在の間に文化祭というデカいイベントがあり、そこで俺は名前を聞いた。
「え、マジかよこいつ名前もしらねぇのかよ。」みたいな顔をされたが気にせずに聞いた。
しかし、俺は名前を知らない。
忘れてしまったのだ。
文化祭で名前を聞き出す、という行為だけで満足してしまい、その名前を覚える、ということには頭が回っていなかったようだ。
この際名前を覚えていないことはもういい。
ここまで引っ張っておいてあれだが、もう気にしない。
問題はセッションする時間だ。
当然のようにお互い連絡先を知らない。
メアドも携番も知らない。
学校で会うしか他にないのだ。
そして更に良く考えてみると、もうすぐ俺とあの子が携わった仕事―送別会―から1年が経とうとしている。
俺は3年生だから、とうとう送られる立場になってしまっている。
毎年送別会にはサプライズがある。
送別会は高2以下の生徒がライブをしたりダンスをしたりと、卒業生に最後の思い出を作ってもらおうとする会である。
もちろん自己満足。
去年の俺は3年生を送る気なんてさらさらなく、ただベースが弾きたいだけであった。
そんな自己満足な会を打破する手段が、サプライズである。
ライブやダンスのMC中に突然
「○○先輩!ステージに上がってください!!」
と、言われてしまうのだ。
そしてステージに上がった先輩は戸惑いながら後輩と共にセッションしたりルーティンかましてみたりするのだ。
戸惑いながら、と書いたが演技である。
普通はいきなり現れていきなり合わせられるはずがない。
事前に誘いがあり、練習を重ねていたのだろう。
つまり、俺が誘われたのはこの送別会の話だ、ということが分かる。
背中を見送ってから後悔してしまった。
この話は断らざるを得ない。
普通なら大喜びでアコギを振り回すのだが、今回ばかりは状況が違う。
例年通りならば、送別会は2月の1週目の土曜日に行われる。
2月の1週目の土曜日。
俺はこの日にとても聞き覚えがある。
受験当日である。
そんな日に呑気に学校でアコギを弾くわけにもいかない。
それよりも受験1か月前は本当にスパートをかけなければならない。
練習とかしてる場合じゃない。
あぁ、やってしまった。
その場限りのテンションで冷静さを欠けてしまっていた。
いやしかし、まだ可能性は残されている。
あの言葉が送別会の話ではなかった場合だ。
一緒にギター弾いてください。
つまり、フォークデュオを組んでくださいということだ。
卒業までもう時間がない。
そんな状況でデュオを組んだりするだろうか?
いや違う。
今後一生デュオを組むということだ。
ポジティブに考えるとそういうことだ。
言い換えると、相方になるということだ。
まさかこれは告白・・・!?
と、ここまで考えたところで自分を刺殺してやろうと思い始めたので考えるのをやめました。
リアルになんていって断ろう。
本気で喜んでたぞあの子・・・。
※今日の日記は半分フィクションです。
何処がフィクションかは各々で判断してください。
コメ返!!
>>ゆい
遊ぶのはお前と同じようにカラオケとかプリとかだけれども。
お買いものにお金かかるのよね。
来月は買い物以外にもいろいろ出費あるし。
ロリコンじゃありません('
>>まなき
僕はロリコンではありません。
可愛くと俺と性格が合えばおっけーなのです。
・・・それはそれで問題なのか?
>>蘭タソ
高2までは中学生ハンターでしたね(w
PR